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メンテナンス日記

木枯らしに抱かれて  タカバヤシ

2024-10-23
木枯らしに抱かれて  タカバヤシ
オフィスのデスクに座ってPCでこのブログを書いております。いつぞやの猛暑・残暑は去っていき、網戸にした小窓から吹いてくる風は一抹の寂しさを伴いながら私の体を冷やします。
秋ですね。この秋から冬にかけて吹く特有の風。もの悲しさを含み、木々の紅く染まった葉を落としてしまうこの風を、「木枯らし」と表現する日本語はいかに美しいかと、毎年季節感を間違えた半そでシャツで外に出てしまった時に感じています。
そして毎年毎年、頭の中をリフレインする曲があります。
作詞作曲:THE ALFEEの高見沢俊彦 歌唱:小泉今日子の「木枯らしに抱かれて」
名曲ですよね。もちろん読者の皆さん知ってますよね。調べたら1986年発売だそうですよ。38年前って!(驚)

秋です。秋なんです。私も齢45となりまして、秋の味覚にも興味津々です。歳を重ねて「栗」「柿」の美味しさを知っています。家族とスーパーマーケットに行きましたら今までスルーしていた果物コーナーを凝視しています。これは美味しそうだ。これは子供たちに食べさせたい。ほう1つの果物にこれだけの種類があるのか。など、秋の味覚の美しさにも感銘を受けます。

日本はいい国ですね。


そんな秋の日に、季節を間違えて半袖で現場へ来てしまった私の今回のミッションは「自動販売機の撤去」でした。
現場に到着し手際よく各部品を外し、連結部分を外し、どっこいしょ!と鎮座していた場所から抜いてみると。。。

床にアンカー固定していた跡が残ってしまっておりました。Oh。
私が施工した場合は切り取ったカーペットを販売機内に残したりするのですが、今回はカーペットの切れ端はなく。
弊社の販売機は重りで転倒防止を図っていたので、弊社契約となる以前の遺産なのでしょう。これは困った。美しくない。

仕方なく施設様には事情を話し、アンカー跡を塞ぐように何かしらを置くことで景観を守って頂くこととなりました。

床頭台やランドリー、販売機や精算機。はっきり言ってどこも似たような仕様のものです。
そこに私は「美しさ」を宿すように心がけています。
ケーブルがだら~んとなっていないか。
配置の向き・角度は整然となっているか。
シール類はキチンと水平を保っているか。


そんな細かい所にも気を配りながら、今日も木枯らしに抱かれてコツコツと仕事を積み重ねております。

それでは皆さん、美味しい秋の味覚で太らないようご注意ください。

販売機を外すのだ!
あぁ!カーペットがカットされてるぅ!
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