メンテナンス日記
発泡スチロール 活用方法発見 ~八女市 第二若楠園さん~
2018-12-12
どうもこんにちは。福岡営業所・髙林です。
突然ですが、みなさん「発泡スチロール」ってご存知ですか?
ええ、そうです。あの発泡スチロールです。あの白くて梱包によく使われるアレです。うちの息子(小学校1年生)にかかればコンクリートにガサガサやって「雪ー!」とのたまうアレです。小さくしちゃったら風に舞って、お掃除大変なんですよね。でも他に有効利用できないのが玉にキズ。
そんな発泡スチロール。僕らのお仕事上、「処分をどうするか?」がついて回る悩みであります。
テレビやランドリーを仕入れると、結構な量が廃棄分として発生する訳です。ひと月もすればトラック1台分はあっさり溜まります。お金を払って処分できるところへ運ぶのがいつもの流れなのですが、リサイクルの材料として活用しているところは無いものか?と思う日々でした。
そんなある日のこと、本社所在地から車で40分ほどの「福岡県八女市」に、発泡スチロールを引き取れる施設さんがあると耳にしました。
その名も「第二若楠園」さんです。
企業などでの雇用が困難な方々に、就労の機会を提供。生産活動にかかわることでの、知識や能力の向上を得るために必要な訓練などを行っておられる施設さんのご様子。
これだ!と思い、電話連絡を入れてみると、「ぜひ一度持ってきて下さーい!」とハッキリとした対応で好印象でした。
私、近しい親類が同様な就労の場で勤務しておりますので、勝手に親近感を得ながら訪問です。私の担当案件の仕入れで発生した発泡スチロールの一部をお願いすることにしました。今までも処分する際には車で運んでいたので、同じ労力で喜んでくれる方がいらっしゃるならね、そっちが断然いいじゃないですか。
でも、せっかく持参して嫌な思いをされるのは申し訳ないので、自分の身長より大きな袋に詰め込んでいた発泡スチロール2袋、中身を要チェックして準備しました。
なんでもテープなどがついているとダメ、段ボールに張り付いてたであろう発泡スチロールであれば剥がし跡を取り除く、汚れが激しいものは省くなどの簡単なルールがある程度。特に難しいことはありません。我が家で魚釣りに使用している発泡スチロール製のクーラーボックス(生臭い)はさすがにダメやろなと一人ニヤニヤしながら仕分け作業を実施です。その時は前述の近しい親類の顔を思い浮かべながらのニヤニヤです。
準備が出来たら八女市へ向けてレッツゴーです。久々に八女市を走りましたが、新しい道路が出来ていたりと驚きがありました。若いころはよく来ていた街です(何故かは思い出せない)
思ったより早く到着する事が出来ました。着いてみると日当たり良さそうな清潔感ある施設さんでした。持参のギュウギュウに詰め込んだ大袋2つをお渡し。状態が非常に良いということで喜んでもらえました。
対応頂いた事務長さんに無理を言って中を見学させてもらいました。作業しているみなさん、真剣な眼差しで目の前の作業に打ち込んでおられました。発泡スチロールの作業だけではなく、木工品の制作なども行っておられる様子です。
発泡スチロール減容器という機械で摩擦熱を加え、発砲スチロールを粘土状に。青い型枠に入れて踏み固めてブロック型の塊にすることで価値あるものになるようです。ただ事前の作業で、持ち込まれた発泡スチロールの選定(ゴミや不純物の付着がないか)、現容器へ入るサイズにカットなどを行っておられました。そして出てきた粘土状の物を踏み固めるのも結構な重労働を予想させます。
持参したものは状態が良いと喜んでもらえたこと、就労の材料を提供できたことは事実であります。喜んでもらえたなら、また持ち込んでみようとシンプルに考えましょう。材料を提供することで、作業スタッフさんは集中して労務に打ち込み、家族に誇らしく伝え、家族と本人さんが笑顔になるのです。生産に関われる喜びというのは、健常者であろうと障がい者であろうと何も変わりは無いのです。
今まではお金を払って処分していたものなのに、持っていく先を変えるだけで喜んでくれる方がいらっしゃるのは、とってもいいことだなと思います。
八女市近郊にお住まいのかた、事業を営んでおられる社長さん。商売やってるお父さん。
第二若楠園さんへ発泡スチロールを持ち込んでみませんか? ちなみに指導スタッフさんが朝一から分散して作業スタッフさんを迎えに行き、夕刻には送るというスタンスでやっておられます。現地へ訪問しての回収はやっておられません。というか出来ないと思います。
第二若楠園さんへ発泡スチロールを持ち込んでみませんか? ちなみに指導スタッフさんが朝一から分散して作業スタッフさんを迎えに行き、夕刻には送るというスタンスでやっておられます。現地へ訪問しての回収はやっておられません。というか出来ないと思います。
年末、大掃除でまた発泡スチロールが出ると思いますので、再度持ち込んでみようと企むタカバヤシでした。
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