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メンテナンス日記

タカバヤシ的ワールドカップのドイツ戦解説

2023-01-13
少しばかり遅いですが、新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ、我々エスティーピーの戯言ブログにお付き合い頂きたいと思います。

さて、2022年が終わりまして2023年が始まりました。昨年はワールドカップでメッシが神になり、日本代表がドイツとスペインを撃破するという「事実は小説よりも奇なり」を地で行く現実に興奮した方も多いかと思います。
そんな日本代表ですが、本番で3バックへシステムを変更し快進撃となりました。これ、3バックと4バックて何なん?となりますよね。じゃあ初めから3バックにすればいいじゃんと。

日本代表は元来4人のDFで守備の陣容を築く4バックシステムで戦うことを基本としていました。
Footballのピッチサイズは105m×68m。横幅の68mを4人で守りましょうと。そしたら一人当たり17mが守備範囲ですから、相手とボールが来たら気合と根性で守り切ってね!なシステムです。

対して3バックは、人数少ないので、両サイドのウィングバックというポジションの人が守備時は最終ラインまで戻って5バックを形成し、攻撃時は前線まで上がっていく人になります。今回で言うと三笘と伊藤純也でしたね。
しかしながら「よっしゃ!攻撃や!」と三笘と伊藤純也が上がり切る時間を稼ぐときや、2人が上がり切った時にカウンターを受ける際は68mを3人でカバーしなければなりません。この時の守備範囲は23m程。

なので、この3人には
1、鼻息荒くドリブルやらパスをして突進してくる2m近い巨人相手でも、一人でどうにかしちゃう驚異的な1対1の強さ
2、血相変えて襲い掛かってくる筋肉ムキムキな超人を尻目に、安定してボールを扱える確かな技術
3、狡猾に罠を張りボールを回収しようと目論む、ずる賢い相手の配置を把握し、正しいパスの循環ができる戦術理解度
が、どうしても必要となります。4人で協力し合いながらグループで屈強な列強国に立ち向かう予定が、ドイツ戦の前半で「あ、これ無理なやつ」と諦めて、死なばもろとも!個人対個人や!3バックで行ってみよう!大作戦に変更した流れです。
それが功を奏したのですが、選手個人が世界に引けを取らない実力であることの証明にもなりました。

前半は負け確定やん!といった内容が、配置の妙で逆転に成功し守り切る。システムの変更が、監督の戦術が、どれほど重要かを示すいい機会でありました。
それにしても前半のドイツは4バックで試合開始したのに、日本の戦術・配置を見て、選手同士で的確に判断し3バックへ変更。余った左サイドのDFを前線へ送り5人に増やし、4人で守る日本を5対4の数的優位でボールを保持し続けながら殴り続ける様は、「日本と対戦したドイツの前半」が今大会で一番強いチームであったと今でも思います。
だからこそ、最初から3バックにしたところで肩透かしを食らっていたでしょうし、前半で油断させまくって息を吹き返す後半でパニックに陥れたのが大きかった。結局は機械でなく人間がやるスポーツですから、冷静さを欠いたら正しい判断はできません。
1失点で前半を乗り切った事。4バックで前半を耐え忍んだ事。前半死んだ目をしていた日本人が、後半になると「イヤッフウウ!」と意気揚々と襲い掛かってくる。これは怖い。パニックです。
もっと詳しく書きたいのですが、会社のブログで戦術語ってもよろしくないので、この辺で終わります。

さて、年明け早々に病院さんから「テレビカードが出てこなくなっている」と連絡を受けました。
ただのカード詰まりだろうと訪問し、カードタイマーを開けてみると、な!な!な!なんと!!!
カードの出入り口に、みたらし団子のタレ的なゼリー状のものが固着している!!

これは新年にきっと「良いもの」をお食べになられたに違いない!良かったですね!
こんなもん、汚れをサッとふき取れば終わるレベルです。終わった時にお婆ちゃんと看護師さんが申し訳なさそうな表情してましたが、新年のお慶びで問題ありません!今年もよろしくお願いします!

そんな訳で、新年早々「メンテナンスの話⇒サッカーの話」と見事に変換しましたが、お楽しみいただけたでしょうか。
それでは、また次回。

よく見ないと分からないですが!!
ほんと分かりにくいですが、いい場所に付着!
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